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眼の届くまで眺めて行った。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:26% 作品を確認(青空文庫)
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見渡す・満遍なく見る
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前後の文章を含んだ引用
......むす子が眼をやっている間近の柱の絵を見上げて、それから無意識的にその次の柱、また次の柱と、喧騒の群の上に抽 んでて近くシャンデリヤに照らされている柱の上部の絵を、眼の届くまで眺めて行った。その絵はまちまちの画風であった。女が描いたように描いた表現派風の絵もあった。ここへ来る古い定連の画家に頼んで勝手に描いて貰ったこれ等の絵は、統一もなく、巧 いのも......
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美しい頂上、山ひだの一つ一つをなめるように見まわした。
大岡 昇平 / 俘虜記 amazon
四方八方から、近くからも遠くからも
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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釣竿を手にした若い逞 ましい男が、娘の瞳 の対象になっている。
岡本かの子 / 河明り
二人きりになるための画策は、どちらも未練を残しつつ諦めていた。 その分ただ、相手の眼差しに、何か抱擁の代わりになるものを──その埋め合わせとしての熱と潤いを求めていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
彼は最初の五分の一秒くらいちらっと僕を見たが、僕の存在はそれっきり忘れられた。まるで玄関マットを見るときのような目付きだった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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