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能なしやないの、と言いかけたところで思いとどまって黙る。言い合っても無駄だ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:25% 作品を確認(amazon)
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言葉を飲み込む・言いかけてやめる
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前後の文章を含んだ引用
......なこと言うてるんやね。いっつも、目立と目立ととしゃしゃりでて、結局恥かいて」「十和子こそいっつもそない言うんやな。俺のことよっぽど能なしや思てるんやな」 事実、能なしやないの、と言いかけたところで思いとどまって黙る。言い合っても無駄だ。 ひとつ前の勤め先を辞めたのは、陣治がある外注業者の口車にのって、法外な請求金額をそのまま支払ってしまったからだった。深夜に、泥酔した陣治を送ってきたその業者が......
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言葉を飲み込む・言いかけてやめるの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
能なしやないの、と言いかけたところで思いとどまって黙る。言い合っても無駄だ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
喉もとにせり上がってくる熱い言葉のかたまりを、グラスの中の液体と一緒に飲み下す
落合 恵子 / センチメンタル・シティ amazon
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ミュウはそこで言葉を切り、ほんの少しだけなにかを考えていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「私、誰だか分かります?」 まったく見覚えのない男にそう言われ、雪見は異常性を感じた。変質者じゃないかと思った。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
奴隷のように彼の御機嫌を伺わなければならなかった。
長与善郎 / 陸奥直次郎 amazon
とりわけその表現が天吾を戸惑わせた。そこには暗く湿ったぬめりに似たものが感じられた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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