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夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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喘ぐ・息を切らせる・荒い息
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前後の文章を含んだ引用
......た。その顔は真黒く秋日に焦 けている上に、連日の労働に疲れ切っているらしく、見違えるほど窶 れてしまって、眼ばかりがギョロギョロと光っている。流るる汗は止め度もなく、喘 ぐ呼吸は火焔のよう……殊に、その手に杖ついている鍬の刃先 が、この数十日の砂掘り作業の如何に熱狂的に猛烈であったかを物語るべく、波形に薄く磨 り減って、銀のようにギラギラと輝いている......
単語の意味
喘ぐ(あえぐ)
喘ぐ・・・1.苦しむように息をする。息を切らす。
2.貧しさや精神的なプレッシャーに苦しんで悩む。
2.貧しさや精神的なプレッシャーに苦しんで悩む。
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喘ぐ・息を切らせる・荒い息の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
しばらく 喘ぐように呼吸していた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「声・口調」カテゴリからランダム5
唐辛子を舐めすぎたときのような嗄れ声
井上 ひさし / イサムよりよろしく amazon
重藤がふいに黙り込んだ。 途端に、日下の耳に庭のツクツクボウシの鳴き声が戻ってきた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
瞳を引き寄せずにおかないような力のこもった声
永井 路子 / 朱なる十字架 amazon
「呼吸」カテゴリからランダム5
フウハア、フウハア、とラマーズ法を練習中の妊婦よろしく荒い息をつく。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
酸素を求めて口が開き、肺がおおげさに上下する。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
ウサギは欠伸をした。吐息とも鳴き声ともつかない音を漏らした。
小川 洋子 / 盲腸線の秘密「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
伝令の馬のように白い息を吐きながらやって来る
安岡 章太郎 / 質屋の女房 amazon
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