頭がいいの表現・描写・類語(才能・技量のカテゴリ)の一覧 ランダム5
いわゆる頭のいい人は、いわば脚の早い旅人のようなものである。人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、途中の道端あるいはちょっとした脇道にある肝心なものを見落とす恐れがある。
寺田 寅彦 / 科学者とあたま amazon
人よ、攀 じ難いあの山がいかに高いとても、飛躍の念さえ切ならば、恐れるなかれ不可能の、金の駿馬 をせめたてよ。――実につまらない詩だけれども、才子と見えて実に巧 い言葉を知っている。
林芙美子 / 新版 放浪記
頭の細胞が、イキのいい魚みたいにぴちぴちしている
富岡 多恵子 / 砂に風 amazon
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(白痴)かの女が二十歳近くも年齢の違う規矩男と歩いていて殆 ど年齢の差も感ぜず、また対者にもそれを感ぜしめない範囲の交感状態も、かの女の稚純な白痴性がかの女の自他に与える一種の麻痺状態 ではなかろうか
岡本かの子 / 母子叙情
煙をその形のままに手でとらえようとするにも似た愚かさ
中島 敦 / 悟浄出世 amazon
同じ容態に違った処方をする多くの医者たちの間を往復するような愚かさを繰り返す
中島 敦 / 悟浄出世 amazon
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