話が途切れてしまい、邦彦が何か話すことはないかと考えていると、まち子がぽつんと言った。
宮本 輝「道頓堀川（新潮文庫）」に収録 ページ位置：55% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
黙る・沈黙
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......らからともなく西へ西へと歩きつづけた。水商売の店の数が少しずつ減っていき、人通りも少なくなってきた。 大黒橋を過ぎても、ふたりはそのまま川に沿って歩いて行った。話が途切れてしまい、邦彦が何か話すことはないかと考えていると、まち子がぽつんと言った。「うち、自分をかたわな人間やと思うときがあるねん」「なんで？」「……なんやしらん、そう思うねん」 深里橋は、広い四ツ橋筋の端にあたる地点で、国鉄の湊町駅が左側に......
ここに意味を表示
黙る・沈黙の表現・描写・類語（声・口調のカテゴリ）の一覧 ランダム５
彼は堅く口を結んだまま、何も言葉を発しなかった。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
（会話が途切れて女が）ゆっくりと（小指にはめた）指輪を回してた。まるでラジオのチューニングをしているみたいに。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
皮膚がひりひりと痛みそうな沈黙
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム５
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ
