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夕立・にわか雨・通り雨の表現・描写・類語
滝にでも打っつかったか、氷嚢でも打ち破ったかと思われるような狂的な夕立に遭った。
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
夕立の雨脚鋭く縦横に交差している物々しさ
横光 利一 / 王宮「定本横光利一全集 (第10巻)」に収録 amazon
さっきまでの青空に、不吉なほどに黒々とした雨雲が波のように押し寄せてきたかと思うと、蛇口を捻ったかのような唐突さで、雨が降りはじめた。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
夕立はまた町の方へ行ってしまった。遠くでその音がしている。
梶井基次郎 / 城のある町にて 青空文庫
雨は、空の底が抜けたように突然降りはじめて
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
外に出たとたんに大粒の雨がばたばた落ちてきた。みるみるうちに地面が黒く染まってゆく。すごい雨だった。 あまり突然のことで駅の改札の所で人々ががやがや立ち止まり、人の流れがよどみはじめた。なんとなくパニック映画のようで面白かった。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
わたしたちが鎖場を抜けるのを待ってくれていたかのように、ゆるやかに広がっていた雨雲は最初の一滴を落とした直後、急激に色を変え、激しい雨を降らせ始めた。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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