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烏の一団は 執拗 に頭上で円を描きながら舞っていました。その暗い押しつけるような声は、立ちどまるとやみ、歩きだすと追いかけてきます。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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烏(カラス)
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......に当てもなく山を逃げかくれしながら歩く必要はなかった。それを考えるとなぜか知らないが、嗤いが浮んできます。 空は今日も曇っていましたが、むし暑くなりそうでした。烏の一団は執拗に頭上で円を描きながら舞っていました。その暗い押しつけるような声は、立ちどまるとやみ、歩きだすと追いかけてきます。時々、その一羽が近くの木の枝にとまり羽ばたきをしながらこちらを窺っています。一、二度、私はこの呪われた烏に小石を投げつけました。 昼ちかく、剣のような形をした山......
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鴉・烏(からす)
鴉・烏・・・カラス科カラス属およびそれに近縁の鳥の総称。人家近くの森に住む、雑食性の利口な鳥。雌雄ともに全身、光沢のある黒。日本では主に嘴太烏(ハシブトガラス)と嘴細烏(ハシボソガラス)の2種。古来より人との関わりが深く、熊野の神の使いとして知られ、また、その姿や鳴き声は不吉の象徴とされるなど、信仰や迷信が多い。
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足元にカラスが舞い降りて、如月を何か言いたげな目つきで見上げていた。
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