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(土蔵の中の火薬)土蔵はぐわうん――と自身を破壊して、炎と猛炎が、割れた口から、一丈も噴騰 した。 火と、焼け土とが、滝となって、ざっと落ちてきた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:75% 作品を確認(青空文庫)
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爆発
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前後の文章を含んだ引用
......て、塗籠 の隙間から異臭のある煙が洩れだしたので、 「気をつけろ、中に、硝薬 があるッ」 と、ひとりが呶鳴った。 直感に、さっと、無数の影が、往来へ散らばると、一瞬、土蔵はぐわうん――と自身を破壊して、炎と猛炎が、割れた口から、一丈も噴騰 した。 火と、焼け土とが、滝となって、ざっと落ちてきた。――屋根の上の外記が、死を決して、雲霧へ、跳びかかろうとした瞬間に、その震動が、二人をぐらっと蹌 めかしたのである。 「あッ――」 「あッ!」 と、二人は、一緒だった......
単語の意味
丈(じょう)
丈・・・1.尺貫法での、長さの単位。ものの長さに用いる。10尺で1丈(じょう)。約3.03メートル。また、周尺(しゅうしゃく)では約1.7メートルで成人男子の身長にあたる。
2.古代の長さの単位。ほぼ1丈に相当。杖(つえ)とも。
3.年長者への敬称。名前の下に付ける。
2.古代の長さの単位。ほぼ1丈に相当。杖(つえ)とも。
3.年長者への敬称。名前の下に付ける。
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重々しい響きとともに、三国橋の先を黒い煙が一すじ薄くなびいていく
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地響きがして、西北七八百メートル辺りのところに黒煙の柱が立ちのぼった
井伏鱒二 / 黒い雨 amazon
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なすすべもなく濁流に流されるように
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
人生の中での休息の時間を取っている
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