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(陶器)一点の瑕 なく彫琢 の巧緻 染付 の豪華 絢麗 なこと、大川内 の山、開いてこの方 、かつて見ない色鍋島 の神品。
吉川英治 / 増長天王 ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......となる日、彼の持窯 ――黒髪山 の御用窯 も破壊された。破壊された中から生れた物があった。それは太守 も、刈屋頼母 も、まったく望みを絶っていた、増長天王 の陶器像 。しかも一点の瑕 なく彫琢 の巧緻 染付 の豪華 絢麗 なこと、大川内 の山、開いてこの方 、かつて見ない色鍋島 の神品。さらに、焼きの上がりも無類であった。 鍋島肥前守 は、山役人から、その欣 ばしい報 らせをうけると、直ちに、久米一助命 の急使を走らせた。 急使は刑場へ間に合ってついた......
単語の意味
巧緻(こうち)
絢(あや)
巧緻・・・精巧で緻密なこと。細かいところまで手落ちなく、よくできていること。
絢・・・織物で、色糸をめぐらした模様。また、模様や色合いの美しいこと。
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絵の中では、少年がヴァイオリンを膝に抱いてじっと見つめている。無味乾燥の、つまらない絵だ。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
(ねずみの彫刻を彫る)彫刻刀をふるってネズミを木の塊の中から取り出す。木の塊の中に閉じこめられていた架空のネズミを解放する。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
芸術が繁昌するのは芸術家と享受者 の間に個性の一致があるからだろう。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
生の哀愁を表象しているような、灰がかった肉づけで仕上げられた夫人の半裸像
野上 弥生子 / 真知子 (1966年) amazon
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目についたカフェで休んで、こうしてあなたにせっせと手紙を書いています。まるで無人島から、 瓶 にいれてメッセージを送るみたいに。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
原稿は烏のようなものだ、放せば立つ
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
岡本かの子 / 雛妓
物語は人の心の奥底にある。小説を書くときは、その深い場所に下りていく。
2013.5.6 村上春樹の京都大学での講演
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