もともとは安い酒だが、貯蔵の古いものは、相当に値が上がる
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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ワイン
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......をきいた。 私にとっては、おもい出がふかい〔スペリオ〕のママが、去年病歿したことも、この夜に、はじめてきいたのであった。 カルバドスはリンゴ酒を蒸溜したもので、もともとは安い酒だが、貯蔵の古いものは、相当に値が上がるらしい。 レマルクの小説〔凱旋門〕で、主人公の貧乏な医者が、この酒を愛飲する。 映画では、この医者をシャルル・ボワイエが演じた。 終戦間もないパリのカフエで、ボ......
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ワインの味、おいしさを伝える表現・描写(アルコール飲料のカテゴリ)の一覧 ランダム5
鈍い音がして栓が抜けると甘い香りが部屋じゅうにたち込めた。サユリは、底に溜ったおりが流れ出さないように、慎重にワインをグラスに注いだ。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
十五年間の静かな眠りから覚め、たっぷりと新鮮な空気に触れて生き生きと香り立っていた
海老沢泰久 / 美味礼讃 amazon
ワインの 馥郁 たる芳香だとか、雨上がりのキノコのような香りだとか、ビロードのようになめらかなテクスチャーだとか
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
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「アルコール飲料」カテゴリからランダム5
ずっしと重いそのグラスを手にして香り高い黄金色の液体で十分に口の中を潤す
海老沢泰久 / 美味礼讃 amazon
(アルコールに強い)「そんなにお酒飲んで車を運転できるの?」とその子が心配そうに訊いた。 「心配ない」と僕は言った。「僕はアルコールに関してはアンダー・パーなんだ」 「アンダー・パー?」 「四杯飲んだくらいでちょうど普通になるんだよ。だから何の心配もない。大丈夫」
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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