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顔が、何かぼんやり、感情を現しているように見えた。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:59% 作品を確認(青空文庫)
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感情のはっきりしない、複雑な表情
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......った。 「おそかったわね、郵便局?」 「――いつものことだのに、若い者が計算をぐずぐずしているから」 「電話だけじゃなかったの?……」 伸子は振り向いて夫を見た。彼の顔が、何かぼんやり、感情を現しているように見えた。 「どうして?――只今をしていらっしゃいな」 佃はぐるり、ぐるり、自分の首の方を廻して襟巻をぬぎ、 「――会社に電話をかけて来ました」 と云った。伸子の父の会社という......
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素直によろこんでこそ可愛気があるのに、水のような表情で言った。
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