日本語表現インフォ > 人物表現 > 表情・顔に表れた気持ち > 感情のはっきりしない、複雑な表情
感情のはっきりしない、複雑な表情の表現・描写・類語
繊細で病的な荒っぽさと子供らしさの不思議に混淆(こんこう)した獣の仔のような顔
大江健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
立腹と、慙愧と、心配の合併した状態で何だか落ち着かない顔付
夏目漱石 / 吾輩は猫である amazon
嬉しいような悲しいような、それが複雑に化合して、まるで仙人のような顔になる
尾辻 克彦 / 父が消えた amazon
熊を初めて目にした子狐のように恐れと好奇心の入り混じった顔
高橋 三千綱 / 涙 amazon
素直によろこんでこそ可愛気があるのに、水のような表情で言った。
司馬 遼太郎 / 国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 amazon
あいまいな表情を作った。雨が降り出すのか、にわかに晴れ渡るのか予測のつかない空を眺めている心持なのだ。
吉行 淳之介 / 闇のなかの祝祭 amazon
その表情はいまいち読めない。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
むちうたれた人が泣き出す前にするように、笑うような、はにかんだような、不思議な顔のゆがめかた
有島武郎 / 或る女(前編) 青空文庫
観察と好奇心と、信じる気持ちと、疑ってみる精密さの入りまじった表情
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
笑みの名残を片づけかねているかのような曖昧な表情
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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