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曇空には雲が暗澹あんたんと動いていた。
梶井基次郎 / 冬の日 ページ位置:40% 作品を確認(青空文庫)
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曇り空・曇天
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前後の文章を含んだ引用
......を覚えた。  たかしは家の横の路まで帰って来た。彼の家からはその勾配のついた路は崖上になっている。部屋から眺めているいつもの風景は、今彼の眼前でこがらしに吹きさらされていた。曇空には雲が暗澹あんたんと動いていた。そしてその下に堯は、まだ電燈も来ないある家の二階は、もう戸が鎖されてあるのを見た。戸の木肌はあらわに外面に向かってさらされていた。――ある感動で堯はそこにたたずんだ。......
単語の意味
暗澹(あんたん)
暗澹・・・1.暗くて澹(しず[=静])かなさま。雰囲気が暗く沈んでいるさま。薄暗くてぼんやりしているさま。どんより。
2.見通しが悪く、将来に希望が見えず不安な感じ。
「澹」は訓読みで「しず(か)」と読める。
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濁った雲のなかに白い太陽が光り
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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