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(捕まった猫が)絶望的な 野蛮 な声を張り上げて暴れ出す。
志賀 直哉 / 濠端の住まい「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 ページ位置:64% 作品を確認(amazon)
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猫
暴れる・荒れ狂う
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前後の文章を含んだ引用
......いう声を続けているが、その内私もだんだんそれに惹き込まれ、助けられるものなら助けてやりたい気持になった。 猫はさんざんそれを続けた上で、なおその効がないと知ると絶望的な野蛮な声を張り上げて暴れ出す。それらを交互に根気よく繰り返した末に、結局何も彼も念い断った風に静かになってしまった。 私は現在そこに息をしているものが夜明けとともに死物と変えられてしまうこと......
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猫が、宇宙を呪うような陰気な唸り声で鳴く
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
赤ちゃんねこはまるくなって眠っていました。わすれられたひとかたまりの毛糸のように……。
松谷 みよ子 / 黒ねこ四代「黒ねこ四代・火星のりんご ほか (松谷みよ子全集)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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手傷を負った猪 のように一直線に荒れて行く
有島武郎 / 或る女
まるで稲を襲った害虫のように、荒し廻った
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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二匹の小犬のヒクヒクと動く鼻の先だけが何か小さい二つの生物のように見えた。
志賀 直哉 / 暗夜行路 amazon
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私の頭の中はいま真空だ。危急なものが流れこんで来そうに思える。
林芙美子 / 新版 放浪記
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