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空では鷸子 と鳶 とが円 く空中の持ち場を守って飛んでいた。
横光利一 / 日輪 ページ位置:39% 作品を確認(青空文庫)
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ワシ・タカ・トビ・ハヤブサ
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前後の文章を含んだ引用
......目を中心として、羽毛の畑のような芒の穂波の上に明るく降り注いだ。そうして、微風が吹くと、一様に背を曲げる芒の上から、首を振りつつ進む馬の姿が一段と空に高まった。空では鷸子 と鳶 とが円 く空中の持ち場を守って飛んでいた。 十三 その夜二人は数里の森と、二つの峰とを越して小山の原に到着した。そこには椎 と蜜柑 が茂っていた。猿は二人の頭の上を枝から枝へ飛び渡った。訶和郎 は......
単語の意味
鳶(とび・とんび)
鳶・・・1.タカ科の鳥。市街地や海辺に多い中形の鳥。背中は黒味を帯びた茶色。大きく輪を描いて飛びながら、小動物やその死骸などの獲物を探す。「鴟」「鵄」とも表記。
2.(「とび」と読んで)「鳶口(とびぐち)」の略。鳶の嘴(くちばし)に似た形の鉄製の鉤(かぎ)をつけた道具。
3.(「とび」と読んで)「鳶職(とびしょく)」の略。高い所での作業を専門とする職人。
2.(「とび」と読んで)「鳶口(とびぐち)」の略。鳶の嘴(くちばし)に似た形の鉄製の鉤(かぎ)をつけた道具。
3.(「とび」と読んで)「鳶職(とびしょく)」の略。高い所での作業を専門とする職人。
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(見上げると)天高く舞う 鳶 の泰然たる円運動があった。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
ぴーひょろろ、と、なんだか間抜けな声色でどこかしらでトンビが鳴いた。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
木の先に止まった鳶(とび)が、白い空を背景にして剥製の置物のように見える
水上 勉 / 雁の寺 amazon
鳶が羽ばたきもせず中空から石のごとく落ちてくる
中島 敦 / 名人伝 amazon
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小刻みにふるえつづけている小鳥のあえかな命の重さ
飯田 栄彦 / 昔、そこに森があった amazon
七面鳥は、咽喉が赤く、頭と鼻は赤と白のまだら、羽は瑠璃いろに光る黒で、派手ななりの好きなお婆さんのやうである。
丸谷 才一 / 初旅「横しぐれ (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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