枯葉朽葉の散り敷いたじめじめした細道
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:24% 作品を確認(amazon)
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路地・小道
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前後の文章を含んだ引用
......間抜けだった伝説をそのまま云い伝えている所が、何となく暢気で、面白い気がした。 彼は茶店の主から聴いて、先頃死んだ商家の隠居が住んでいたと云う空家を見に行った。枯葉朽葉の散り敷いたじめじめした細道を入って行くと、大きな岩に抱え込まれたような場所に薄暗く建てられた小さな茶室様の一棟があった。が、それがいかにも荒れはてていて、修繕も容易でないが、それより陰気......
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路地・小道の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
狭く咽喉のようになった往来
岡本かの子 / 巴里祭
家の東側には車一台が通れるほどの側道がある。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
高度成長期になってかつて空き地であった場所に家が新しく建ちならぶようになってからは、それに押されるような格好で道幅もぐっと狭くなり
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
車が漸くすれちがうほどの道路。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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「道・道路」カテゴリからランダム5
枕木の上にレールが並べてあって、踏切などをつけた、電車だけの道
梶井基次郎 / 路上
林を抜ける未舗装路があった。道路というよりは、車の轍(わだち)だけで成り立っているような踏み分け道だ。二本の轍の間には緑の草がたっぷりと茂っていた。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
左右から木立の茂った山の崖裾の間をくねって通って行く道は、ときどき梢の葉の密閉を受け、行手が小暗くなる。
岡本かの子 / 東海道五十三次
Eからだと比較にならないほど近かった
梶井基次郎 / 路上
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