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(みそっ歯)いやがる私の口へその厚切りの 羊羹 を無理に押し込んだ。食いしばっている 味噌歯 の間から、羊羹が細い棒になって入って来る
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:1% 作品を確認(amazon)
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歯がない(抜けている・欠けている)
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前後の文章を含んだ引用
......はよろけて障子に摑まった。その障子がはずれた。 母は本気で怒り出した。そして、私の手首を摑み、ぐんぐん戸棚の前へ引張って行った。母は片腕で私の頭を抱えて置いて、いやがる私の口へその厚切りの羊羹を無理に押し込んだ。食いしばっている味噌歯の間から、羊羹が細い棒になって入って来るのを感じながら、私は度胆を抜かれて、泣く事も出来なかった。 亢奮から、母は急に泣き出した。少時して私も烈しく泣出した。 根岸の家では総てが自堕落だった。祖父は朝......
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味噌歯(みそは)
味噌歯・・・柔らかい歯を持つ子供に多い、歯が茶色っぽく溶けてきたような虫歯。一本の歯に、たくさんの虫歯が発生して、茶色く変色した歯。欠けて黒っぽくなった歯。歯に味噌(みそ)をまぶしたように見えるからいう。味噌っ歯(みそっぱ)。
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口のあたりが深く内側に陥没していて
阿刀田 高 / 白い歯「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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