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トンカツかと思って齧ってみたら、魚フライだったみたいなもんだ。腹が立つだろう? てめぇ、トンカツ面してんじゃねえって
金沢 優「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」に収録 ページ位置:43% 作品を確認(amazon)
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張りぼて・書き割り
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前後の文章を含んだ引用
......うんだ」 私は「ウッ……」と唸った。その通りだ。「私はな、カタカナ発音が大嫌いなんだ。何故ならな、えっらそうに英語の面を被っていて、実は全然英語じゃないからだ。トンカツかと思って齧ってみたら、魚フライだったみたいなもんだ。腹が立つだろう? てめぇ、トンカツ面してんじゃねえって」 確かにその時の残念な気持ちはよく分かる……分かるけど。「それって、止まったエスカレーターみたいなものだと思いますよ」 え? 私はサラリと入ってきた有紀君の方......
単語の意味
腹(はら)
腹・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
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影絵でも見るようなぼんやりした書き割り
阿部 昭 / 千年 (1977年) amazon
トンカツかと思って齧ってみたら、魚フライだったみたいなもんだ。腹が立つだろう? てめぇ、トンカツ面してんじゃねえって
金沢 優「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」に収録 amazon
上べだけの濃化粧 をほどこされて
小林多喜二 / 蟹工船
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切り取られた鏡のなかで、ぼんやりといつまでも浮かんでいるようだった。
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
馬の首につけられた鈴の音がさえた響きをたててかすかに聞こえて来る。それは漂浪の人がはるかに故郷の空を望んだ時のようななつかしい感じを与える。その消え入るような、さびしい、さえた音がことになつかしい。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
日本の文学者が、好んで不安という側からのみ社会を描き出すのを、舶来の唐物のように見なした。
夏目 漱石 / それから amazon
百円ライターでオレンジ色の炎をボッと点す。わずかの煙も漏らすまいと頬をすぼめて吸うと、煙草が痛そうにキュウと鳴く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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