ほろ酔い未満のふわっとした酔いごこちが、僕はなによりも好きだった。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
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酒に酔う・酔っ払う
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前後の文章を含んだ引用
......冷えたミニサイズの缶ビールがテーブルに置かれた。からからに渇いた喉に、とりあえずビールを一杯。今日一日の仕事を終えて、我が家に帰ってきたんだと実感させてくれる、ほろ酔い未満のふわっとした酔いごこちが、僕はなによりも好きだった。 一息で何口か飲んで、軽くなった缶をテーブルに戻し、「疲れたなあ、今日も」と、喉というより肩からつぶやきを漏らす。「お風呂どうする?」「先に飯だな」「白いごはん......
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晋平が酔ってはいないことを信雄は知っていた。それは 坐り慣れた膝の上の感触でわかる。父の膝は、酔うといつもぐにゃりと力 萎える。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
酒に弱いので顔をバクハツするみたいに真赤にして喋っていました。
椎名 誠 / 犬の系譜 amazon
焼酎の陰鬱な酔いのために刻一刻、気持が険しくなって来る
太宰治 / 人間失格
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天の青、海の青のなかを、かもめのようにゆらゆらしているようなおぼつかなさ
宮尾 登美子 / 楊梅(やまもも)の熟れる頃 amazon
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