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警備員はぼくの目をまっすぐに見ながら話した。ぼくは挑戦的な印象を与えないように注意しながら、その視線をずっと正面から受けとめていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:86% 作品を確認(amazon)
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目が合う・見詰め合う・視線がぶつかる
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前後の文章を含んだ引用
......万引きなんかよりもっと悪質な犯罪であふれています。わたしもここで警備員をやるようになる前には、長く現場の警察官をしていましたからね、それはよく知っていますよ」 警備員はぼくの目をまっすぐに見ながら話した。ぼくは挑戦的な印象を与えないように注意しながら、その視線をずっと正面から受けとめていた。「初めてのことであれば、店の方もこれくらいの被害の万引きでいちいち騒ぎたてたりはしません。うちだって客商売だから、必要以上にことを荒立てたくはないです。本来なら......
単語の意味
視線(しせん)
視線・・・目と、目が見ようとしているモノとを結ぶ線。目が見ている方向。見つめている方向。
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目が合う・見詰め合う・視線がぶつかるの表現・描写・類語(見るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
二人の視線は絡みついたように、空中にじっと交錯したまま挑み合っていた
前田河広一郎 / 三等船室「現代日本文学大系 (59)」に収録 amazon
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ぼーっと煙 った霧雨 のかなたさえ見とおせそうに目がはっきりして
有島武郎 / 或る女
通りすぎた男女 の足数でも心に測っているように(じっと見ている)
吉川英治 / 無宿人国記
外の風景を眺め続けていた。遠くの丘に蛮族ののろしが上がるのを見逃すまいとしている警備兵のように。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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