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感嘆の声をあげながらなかをのぞき込む様子に、十和子はどこか空々しい違和感を覚える。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:60% 作品を確認(amazon)
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わざとらしい表情・芝居がかった仕草
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前後の文章を含んだ引用
......あがった葛餅を、めいめいの小鉢に取り分ける作業を子供たちにまかせた陣治は、今度はビルトインの食器洗い機の蓋を開けたり閉めたりしはじめる。わざわざしゃがみ込んで、感嘆の声をあげながらなかをのぞき込む様子に、十和子はどこか空々しい違和感を覚える。美鈴は使い方をあれこれ説明している。「だから、葛餅を作った後のヌルヌルの鍋なんかもね、サッと洗ってまるごとポイッと、これに突っ込んじゃえばいいわけよ」 折箱から......
単語の意味
感嘆(かんたん)
空空しい・空々しい(そらぞらしい)
感嘆・・・感心して絶賛すること。心から感心すること。
空空しい・空々しい・・・わざとらしくて言動に誠実さがまったく感じられないさま。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
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わざとらしい表情・芝居がかった仕草の表現・描写・類語(表情・顔に表れた気持ちのカテゴリ)の一覧 ランダム5
切羽つまった苦悶の表情に一抹混じる芝居がかった誇張
古井 由吉 / 栖 amazon
芝居がかっている! まるで劇団ナントカのオーディションだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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紙のように顔を皺くちゃにして笑っていました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
息子は思いがけない歓迎ぶりに困惑し、身体を強ばらせていたが、口元だけはゆるませ、彼なりに相手の熱意に応えようとしていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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