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「なんでもない」 なんでもなくはないのが伝わってくる口調。いつもの手だ。ほんとは、何があったのか、大丈夫なのか、と親身にたずねてほしいからこそ、なんでもない、と意味ありげに言うのだ。黙って放っておけば嫌でも自分から話し出すくせに。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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天邪鬼・素直でない
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前後の文章を含んだ引用
......こうとしないのがどうしようもなく癇に障る。「なんやの、そんなとこでいつまでも」 まだ立っている。「ちょっと、いったいどないしたん? そっちこそなんかあったん?」「なんでもない」 なんでもなくはないのが伝わってくる口調。いつもの手だ。ほんとは、何があったのか、大丈夫なのか、と親身にたずねてほしいからこそ、なんでもない、と意味ありげに言うのだ。黙って放っておけば嫌でも自分から話し出すくせに。「……ほんまはなあ、今日職場でものすごう嫌なことあったんや」 案の定だ。陣治といると、毎日案の定だらけだ。「また! 今度はいったいなんやの」「無用の長物、て言わ......
単語の意味
親身(しんみ)
親身・・・家族やそれに近い身内。また、家族のように優しく気遣うこと。
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不安げな色をにわか作りの気丈さで覆い隠し
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(別れ話に強がる)「話はそれだけ?」とわたしは高飛車な口調を装って聞いた。泣きたいわけではなかったし、叫びたいわけでもなかった。だが、高飛車にでもなっていなければ、その場で 昏倒 してしまいそうだった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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茫然と夜空を見ているとこの男とも駄目だよと誰かが云っている。あまのじゃくがどっかで哄笑 っている
林芙美子 / 新版 放浪記
人が右と云えば左、左と云えば右で、何でも人の言う通りにした事がない、――そりゃ強情ですよ
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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今 東光 / 東光金蘭帖 amazon
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