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(手術皿の上の肝臓は)血で赤黒くよどんだ水の中に暗い褐色の肉塊が浸されていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:86% 作品を確認(amazon)
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臓器・器官
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前後の文章を含んだ引用
......軍人さんたちが送別会を開いているんでね」「なんです。これは?」「田中軍医の注文のもの。捕虜の肝臓でね」 浅井助手はガーゼをつまみあげると手術皿を戸田にしめした。血で赤黒くよどんだ水の中に暗い褐色の肉塊が浸されていた。「どうするんです」「アルコール漬けにして記念にでもとっておくんだろ」 爽かな声で助手は答えた。それはまるで患者の死体解剖などをすませた後、次の仕事を説明する時と......
単語の意味
肉塊(にくかい・にっかい)
褐色(かっしょく)
勝色・褐色・搗色(かちいろ)
肉塊・・・肉のかたまり。
褐色・・・黒色を帯びた茶色。
勝色・褐色・搗色・・・1.真っ黒に近い、濃い藍色。深藍色。「勝色」として縁起がいいとされ、鎌倉時代の武士に愛好された色。
2.襲(かさね[=平安時代の衣服])の色目(いろめ)の名前。表裏ともに萌葱(もえぎ)色。
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(透き通った肌を通して見える)ブドウ色の内臓
阿刀田 高 / 透明魚「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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