化粧といっても薄い口紅を塗っただけで、子供っぽさが体全体に残っていた。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 ページ位置:42% 作品を確認(amazon)
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化粧・白粉をした顔
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前後の文章を含んだ引用
......レスがひとり欲しかったのである。「昼間はあかんわァ。授業を受けんとあかんもん」 由紀子は、尖った鼻先が少し上向き加減の、愛くるしい顔立ちだった。細身で背が高く、化粧といっても薄い口紅を塗っただけで、子供っぽさが体全体に残っていた。「どんな仕事ですか?」 由紀子は皿をカウンターの上に並べながら訊いた。「宗右衛門町筋にリバーいう喫茶店があるんです」「ああ、知ってますわ。川筋の、いっつも花をぎ......
単語の意味
化粧・仮粧(けしょう・けそう)
化粧・仮粧・・・粧(めか)して(=飾り立てて)化けること。
1.ファンデーションや口紅などを付けて、顔が美しく見えるようにすること。おつくり。
2.物の表面を美しく飾ること。装いを新たにすること。
3.外から見えるところ。外面にあらわれている部分。また、上辺(うわべ)だけのこと。虚飾(きょしょく)。
1.ファンデーションや口紅などを付けて、顔が美しく見えるようにすること。おつくり。
2.物の表面を美しく飾ること。装いを新たにすること。
3.外から見えるところ。外面にあらわれている部分。また、上辺(うわべ)だけのこと。虚飾(きょしょく)。
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化粧・白粉をした顔の表現・描写・類語(顔のカテゴリ)の一覧 ランダム5
波津子は強い化粧のせいか別人のように華やかに見えた。
向田邦子 / 三枚肉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
お白粉を施けたとこはまるで炭団(たどん)へ霜が降ッたようでございます
二葉亭 四迷 / 浮雲 amazon
林芙美子 / 新版 放浪記
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目の縁 に憂いの雲をかけたような薄紫の暈
有島武郎 / 或る女
「化粧」カテゴリからランダム5
舞台化粧を施すと、お面をかぶったような感じで
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
アスパラガスのように、ドロドロと白粉 をつけかけたまま
林芙美子 / 新版 放浪記
化粧していると、着飾ることが、めかすことが、また以前のように一人の男の人のためにする作業になったことに、ほっとしました。特定の人ではなく、だれか分からない、不特定多数の人たちのためにメイクアップするのは、おおげさに言うと全方位に媚を売っているようで、心もとない気持ちになります。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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