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百舌 のけたたましい 啼声
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:13% 作品を確認(amazon)
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鳥のさえずり(鳴き声)
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前後の文章を含んだ引用
......のを見た、その時の事を彼は憶い出した。七 謙作が眼を覚ましたのはもう午頃だった。二タ晩家を空けたと云う事で何となく彼はお栄と顔を合わすのが具合悪かった。戸外では百舌のけたたましい啼声がしていた。彼は暫くそのまま横になっていたが、思い切って飛起きた。そして雨戸を一枚繰ると、隣りの梧桐の天辺から百舌が啼きながら逃げて行った。 実にいい日だ。風も......
単語の意味
百舌(もず)
百舌・・・モズ科の小鳥。雄のみ目の周囲に黒い帯状の模様がある。性質が荒く、カエルなどの獲物をとがった小枝や有刺鉄線のトゲに串刺しにする早贄(はやにえ)という行動をとる。この習性から、江戸時代はモズは凶鳥で、モズが鳴く夜は死人が出ると信じられた。秋、人里近くで鋭い声で鳴く。名前の由来は、他の鳥や動物の鳴きまねをすることから。
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