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回想する度に、雑然と小山になったトランプの中から目当ての一枚を手探りするように、思い出そうとするまさにその光景だけでなく、その周辺的な断片ともしばらく戯れることになった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:37% 作品を確認(amazon)
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思い起こす・記憶をたどる
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前後の文章を含んだ引用
......声やジャリーラの笑い声が蘇る時でさえ、彼女たちの姿は、再生されかけたまま止まってしまった動画のように、それについていくことが出来ないのだったが。 蒔野はそれで、回想する度に、雑然と小山になったトランプの中から目当ての一枚を手探りするように、思い出そうとするまさにその光景だけでなく、その周辺的な断片ともしばらく戯れることになった。 洋子のアパルトマンを訪れた時の絶望的な心境も、今はもう、ちょっとした笑い話だった。夕食を摂り、ジャリーラのためにギターを弾くまでの間、彼の心は落ち着かなかった......
単語の意味
雑然(ざつぜん)
光景(こうけい)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
雑然・・・いろいろなものが交じり合って整ってないさま。「然」は他の語の後ろに付いて、状態をあらわす字。
光景・・・1.目に前に広がる景色。そこに見える景色や物事のありさま。景色。様子。
2.日の光。
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
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