全身がざあっと 粟立った。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:85% 作品を確認(amazon)
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怖い・恐怖
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前後の文章を含んだ引用
......母親の顔を見つめた。糸のように細い目が、まばたきもせず信雄を見つめ返していた。青い斑状の焔は、かすかな呻き声を洩らしながら、さらに烈しく波打っていった。 信雄の全身がざあっと粟立った。彼は舟べりをあとずさりして戻っていった。姉弟の部屋に降りた途端、大声で泣きだした。銀子と喜一の姿を捜しながら、河畔に響き渡るような声で泣いた。 部屋の隅に立ちつ......
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怖い・恐怖の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
気にしないようにはしていたけれど、忍び込むように不安はいつもそこにあった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
膝が震えた。恐ろしさが体の中からせりあがっていた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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はてな今の音は何だろうと考えた。人の声にしては鋭すぎるし、鳥の声にしては大き過ぎるし
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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