TOP > 風景表現 > 店・施設 > 歓楽街・盛り場


カテゴリ検索 単語の意味
(遠くに見える歓楽街の光)あんな 眩 ゆい、物寂しい光の 坩堝るつぼ の中で生きているのか。《…略…》そこから見ると、道頓堀は小さくはかなく、遠い辺境の地であるかのように映る
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 ページ位置:56% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
歓楽街・盛り場
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ようである。道の果てに四角いスクリーンがあって、そこにぽつんと七色の光が映し出されているのだった。 なるほど、自分はあんなところで生きているのかと邦彦は思った。あんな眩ゆい、物寂しい光の坩堝の中で生きているのか。「いやあ、うちら、遠いとこまで来てしもたんやなァ」 まち子の言葉どおり、そこから見ると、道頓堀は小さくはかなく、遠い辺境の地であるかのように映るのである。 邦彦は自分の肩のあたりにあるまち子の顔を見た。「さくらんぼみたいやて。うち、さくらんぼ、嫌いやねん」 言葉が終わると同時に、まち子は邦彦に近づいてき......
単語の意味
物寂しい(ものさびしい・ものさみしい)
坩堝(るつぼ)
物寂しい・・・なんとなく寂しい。小寂しい。うら寂しい。「物」は、なんとなくそういう感じがすることを表す。
坩堝・・・1.物質を溶かしたり高温処理するときに使う、耐熱性の容器。
2.興奮や熱狂した雰囲気がその場を支配したさま。「スタンドは興奮の坩堝と化す」
3.色々なものが混ざり合っていること。「アメリカは人種の坩堝」
ここに意味を表示
歓楽街・盛り場の表現・描写・類語(店・施設のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「店・施設」カテゴリからランダム5
犬が一匹、忠実に山羊を守りみちびいていた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
うず巻く強力なネオンの町
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
洋子がホールに到着した時には、既に客席の人の潮は満ちつつあった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
店・施設 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分