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女達が私の顔を見てクスクス笑って通って行く。頬紅が沢山ついているのかしら、それとも髪がおかしいのかしら、私は女達を睨み返してやった。女ほど同情のないものはない。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:5% 作品を確認(青空文庫)
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軽く見られる・舐められる人
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前後の文章を含んだ引用
......アンコを流したような鋪道だ。一日休むと、雨の続いた日が困るので、我慢して店を出すことにする。色のベタベタにじんでいるような街路には、私と護謨靴 屋さんの店きりだ。女達が私の顔を見てクスクス笑って通って行く。頬紅が沢山ついているのかしら、それとも髪がおかしいのかしら、私は女達を睨み返してやった。女ほど同情のないものはない。 いいお天気なのに道が悪い。昼から隣にかもじ屋さんが店を出した。場銭 が二銭上ったと云ってこぼしていた。昼はうどんを二杯たべる。(十六銭也)学生が、一人で五ツも品......
単語の意味
頬(ほお・ほほ)
頬紅(ほおべに)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
頬紅・・・頬につける化粧品。頬の赤みを補うもの。チーク。チークカラー。
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軽く見られる・舐められる人の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
心のなかに噴きあげるような侮辱を感じて
林 芙美子 / 浮雲 amazon
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背後から、女の声が呼んだ。すぐ背後だった。私は立ち止らなかった。聞えなかったように歩いた。 「田浦さん」 振りかえるのが自然だった。ほぼ並んで歩いている男が、反応しない私を見るのが分った。 しかし、私は止らなかった。歩調を変えずに、ただ歩いた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
彼はちょっと変わっていて、学校でよく話題になる
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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