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寂しければ他の女と寝たらいいわ、と誇り高い王妃のように眉を上げて自分に告げた
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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......。サユリは、そんなにも自分を必要としていたのだろうか。あの気ままで、意地悪で、そして自分をとりこにしている彼女が他の女の存在に怒りを覚えて泣きじゃくっている! 寂しければ他の女と寝たらいいわ、と誇り高い王妃のように眉を上げて自分に告げたあのサユリが。「ごめんよ、ごめんよ。酒を飲んだらなんとなく面倒臭くなって、あの娘が付いて来るのを許しちまったんだ。おまえがいなくて寂しかったせいもあったし……」......
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(プライドが高い)近所の酒屋の主人がウィスキーグラスをおまけに紙袋に入れてくれたことがある。「これは普通、リザーブにつけるおまけなんだけどね」 おれは、それ以来その酒屋へ二度と行かなかった。〝憐れまれた〟と思ったのだ。その頃のおれには、貧しいがゆえのプライドのようなものがあった。自分は〝特別な人間〟だという意識。世に容れられず、また力の試し方を知らないためによけいに狂おしくつのっていく自分の才能への過信、不安、その両方が胸の奥で黒く渦巻いていた。おれは自分を憐れんだ酒屋の主人、および、憐れまれた自分、双方を許せなかったのである。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
令嬢などは自尊自信の念から骨も肉も皮まで出来ていて、何でも男子に負けないところが敬服の至りだ。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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(別れ話に強がる)「話はそれだけ?」とわたしは高飛車な口調を装って聞いた。泣きたいわけではなかったし、叫びたいわけでもなかった。だが、高飛車にでもなっていなければ、その場で 昏倒 してしまいそうだった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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皮膚の内がわに厚い層がこわばり始めたような、冷たくよそよそしい顔
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
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