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それとなく眼だけでその家を探して
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:45% 作品を確認(amazon)
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こっそり見る・盗み見る
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......えた。「僕だけ見て来よう。その方がいいだろう」 謙作は精しくその家を教えた。高井は直ぐ庭から河原の道へ出て行った。高井がいかにも何気ない風で歩いて行く、そして、それとなく眼だけでその家を探している様子が背後から見ていて甚く可笑しかった。然しこうしてこの事が若し順調に行くものとすれば高井のあの可笑しな後姿もただ笑ってはいられないと思った。それにつけても......
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体左半分だけのぞかせて、真剣にこちらを見ている
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
見ないような振 りをして、やっぱり小初の挙動に気をつけていた。
岡本かの子 / 渾沌未分
それとなく眼だけでその家を探して
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
窓から外を眺めている彼女の横顔を、彼自身も景色を眺めるふりをしながら見ていた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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弟のことになると突然彼女の性格の背骨が見えて、私にも母にもない才能が発揮されることがある。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
鈴木君の顔を、大道易者 のように眤 と見つめている。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
火事にでもあったあとのように眼をじっとして
宮沢賢治 / セロ弾きのゴーシュ
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