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赤ん坊の太腿は大抵、エロティックなくらい無防備で、そこだけ別の生物のように生々しく張り詰めている。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
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腿(もも)
赤ちゃん・赤ん坊
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前後の文章を含んだ引用
......た。赤ん坊の太腿ならどんな種類のものでも、黒ずんで染みが散らばっていても、発疹でがさついていても、太り過ぎて輪っかのすじができていても、わたしの目を引き付ける。赤ん坊の太腿は大抵、エロティックなくらい無防備で、そこだけ別の生物のように生々しく張り詰めている。 リエは右手のスコップですくった土を、左手に提げたおもちゃのバケツに移していた。さっきから何度も何度もそれだけを繰り返していた。そしてスコップの土がこぼれて自分......
単語の意味
太股・太腿・太もも(ふともも)
赤ん坊(あかんぼう)
太股・太腿・太もも・・・足の、膝(ひざ)より上の太い部分。股の内側の膨らんだところ。足の付け根から膝までの部分。大腿(だいたい)。上腿(じょうたい)。
赤ん坊・・・赤ん坊】生まれて間もない子供。また、おなかの中の子供。身体が赤みがかっているからいう。赤子(あかご)。赤ちゃん。
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白妙のような内股が、摩擦につれて美しい紅葉の色に染まっていく
檀一雄 / リツ子 その愛・その死 amazon
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ねずみの子のようにぐにゃ・ぐにゃした赤ん坊
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
命が宿ったばかりの、赤い、醜い肉塊
芥川龍之介 / 偸盗
牛みたいに頑丈な赤ん坊をいっぱい産んで
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
赤児は指でも触れたら、一緒に皮がむけて来そうな唇を一種の鋭敏さをもって動かしていたが、それを開けると、急に顔中を皺にして泣き出した。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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(足は痩せ、)腿のあたりの皮をつまんで右の方にひっぱると、つままれた形のままで停止してしまう
丹羽文雄 / 厭がらせの年齢 amazon
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よちよち歩きの一歳児
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
生命の密度が濃かったころ
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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