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思わず外套の襟を立てて肩をすくめるような気難かしい風が荒々しく市街を吹きまくった。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
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強風・暴風
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前後の文章を含んだ引用
......が見えた。勤め人や労働者などは、みな同じ鋪道でもきららかに日の照る側ばかりを選んで往来している。午後が短く、夕暮が灰色に侘しくなって来た。夜更けの芝居帰りなど、思わず外套の襟を立てて肩をすくめるような気難かしい風が荒々しく市街を吹きまくった。夏以降、一九一四年からの欧州戦争の終結が目に見えて迫ってきていた。  十一月七日の午後、伸子は珍しく朝からホテルに引籠っていた。  彼女は、晴れやかな昼間の光線に喜......
単語の意味
襟・衿・領(えり)
肩を竦める(かたをすくめる)
襟・衿・領・・・1.衣服の、首を取り囲む所につけられている部分。また、そこにつける縁どりの布。カラー(collar)。和服では、前で交わる細長い部分やそこにつける布を指す。
2.首の後ろの部分。首筋。うなじ。
3.掛け布団の、首に直接あたる部分にかける細い布。
肩を竦める・・・両肩を上げて身を縮こまらせる。相手に対し、「呆れ」「不満」「どうしようもない」などの気持ちを表す動作。

ちなみに、「肩を窄(すぼ)める」は、「両肩を落とすように身を縮める」こと。寒さや肩身の狭さなどのために身を小さくし、元気なくしょんぼりとした様子をあらわす。
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