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骨を切る音が鈍く響いて、横に薙 いだ太刀の光が、うすやみをやぶってきらりとする。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:58% 作品を確認(青空文庫)
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刃物(ナイフ・剣・刀)
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前後の文章を含んだ引用
......りかざした侍の一人が、急に半身を後ろへそらせて、けたたましい悲鳴をあげたと思うと、次郎の太刀は、早くもその男の脾腹 を斜めに、腰のつがいまで切りこんだのであろう。骨を切る音が鈍く響いて、横に薙 いだ太刀の光が、うすやみをやぶってきらりとする。――と、その太刀が宙におどって、もう一人の侍の太刀を、ちょうと下から払ったと見る間に、相手は肘 をしたたか切られて、やにわに元 来たほうへ、敗走した。それを次郎が追......
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刃物(ナイフ・剣・刀)の表現・描写・類語(武器のカテゴリ)の一覧 ランダム5
親の仇のようにナイフをチーズに突き刺す
常盤 新平 / マフィアの噺 amazon
骨を切る音が鈍く響いて、横に薙 いだ太刀の光が、うすやみをやぶってきらりとする。
芥川龍之介 / 偸盗
(ギザギザの刃をつけた鎌は)不気味な動物をおもわせる青黒い光りを放ちながら
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
冷たく光る刀身は、抜けばたちまち大気中の蒸気を表面に集めるが、それは一点の曇りもない清冽な肌合いを持ち、たぐいなき刃には歴史と未来が秘められている。そり返った細身の背は、精妙と優雅さと最大の強度を一つに結ぶ。これらのすべてが私たちに力と美、畏敬と恐怖の混在した感情を抱かせるのである。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
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「武器」カテゴリからランダム5
ありったけの機銃弾を撃ち込んだ。P 51 は腹から黒い煙を噴くと、山の方に墜ちていった。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
横光利一 / 日輪
鉛筆をけずるにも足りない、きゃしゃなナイフ
太宰治 / 人間失格
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