海も陸も、黒一色に塗りつぶされて、灯一つみえない。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:46% 作品を確認(amazon)
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夜の海
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前後の文章を含んだ引用
......蠟燭をもって、その丘まで唄を歌いながら詣でたという。領主さえもここをたびたび訪れ、やがて洗礼を受けたのである。 司祭は舟からその横瀬浦らしい村や港をさがしたが、海も陸も、黒一色に塗りつぶされて、灯一つみえない。何処に村や家があるのかわからなかった。だが、ひょっとすると、ここにもトモギや五島の部落のように信徒たちがひそかにかくれ残っているかも知れなかった。今、海を通過し......
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