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他人との違いが、嫌でも 優劣 として際立ってしまうような、真の才能に恵まれた人は、凡庸であることにこそ切実に憧れるものなのだ
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:63% 作品を確認(amazon)
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天才・秀才
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前後の文章を含んだ引用
......、別に彼女に何をひけらかすというわけでもなかった。 そんなことを考えながら、洋子は久しぶりに、蒔野聡史のことを思い出した。 ──彼はどうしているのかしら?…… 他人との違いが、嫌でも優劣として際立ってしまうような、真の才能に恵まれた人は、凡庸であることにこそ切実に憧れるものなのだと、洋子は彼との短い関係を通じて知った。自分自身は、天才でも何でもないが、しかし、なかなか人と話が合わないという程度の経験からなら、彼に共感を抱くことも出来た。......
単語の意味
凡庸(ぼんよう)
際立つ(きわだつ)
凡庸・・・なんの魅力もないこと。平凡でとりえがないこと。また、そのさま。
際立つ・・・ひと際(きわ)(=一段と)目立つ。他との違いが明瞭である。周囲のものとはっきり区別されて、人目を引く。
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