うずくような 悦びで司祭の胸をしめつける。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:60% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......に、自分もキチジローに売られ、基督と同じように自分も今、地上の権力者から裁かれようとしている。あの人と自分とが相似た運命を分ちあっているという感覚はこの雨の夜、うずくような悦びで司祭の胸をしめつける。それは基督教徒たちが味わえる神の子との連帯の悦びだった。 そのくせ、他方では、まだ基督が味わったような肉体の苦痛を知らないことを思うと不安だった。ピラトの館であ......
単語の意味
胸(むね)
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なにか気の利いた演説でもしようと思っていた。なのにいま、胸にこみ上げてきた喜びと興奮で佃の脳は思考停止し、出てくるのはただ感謝の言葉だけだ。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
苦しいようなうれしさに胸を詰まらせながら
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「本当に、うっとりしました。」と、彼女はあまり大袈裟な笑顔を作らずに胸に手を当てた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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