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マサコさんはなにかすてきなハワイアンネームで呼ばれていて、それは多分花の名前なのだけれど、私はすっかり忘れてしまい、その名前の響きだけが甘い香りみたいに耳に残ったままになった。  花の香りがしてくるような発音だったのだ。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 ページ位置:48% 作品を確認(amazon)
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
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......で、子供たちがおしゃべりしていた。あざみさんのおかげで見慣れたイプがしっかりと置かれていた。きれいな柄のパウスカートの群れがちょろちょろしていてかわいかった。 マサコさんはなにかすてきなハワイアンネームで呼ばれていて、それは多分花の名前なのだけれど、私はすっかり忘れてしまい、その名前の響きだけが甘い香りみたいに耳に残ったままになった。 花の香りがしてくるような発音だったのだ。 あざみさんはかけよってマサコさんを抱きしめてしばらくのあいだくすんくすんと泣いた。おさえてもおさえても涙が出てくる様子だった。私はちょっとうらやましかった。私......
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶の表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
表情が思い出せない。印象だけだった。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
思い出せない。私の記憶はまた白紙である。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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姉のその言葉に触発されたかのように、心の奥底でうごめくものがある。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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