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(化粧が落ちた顔)あたしの鼻の先へ雫 を一つ垂らして、ここのところのペンキが剥 げてら、船渠 へ行って塗り直して来いと云うんです。
岡本かの子 / 河明り ページ位置:15% 作品を確認(青空文庫)
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すっぴん・化粧を落とした顔
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前後の文章を含んだ引用
......腹の中で感心してますと、どうでしょう、それはわたしが本当に酔ってるか酔ってないか脉 を見たのですわ。それから手首を離して、そこにあった盃を執り上げると、ちょろりとあたしの鼻の先へ雫 を一つ垂らして、ここのところのペンキが剥 げてら、船渠 へ行って塗り直して来いと云うんです。あたしは口惜しいの何のって、……でもね、そうしたあとで、あの人を見ても、別に意地の悪い様子もなく、ただ月の出を眺めてるようにぼんやりお酒を飲んでいる調子は、誰だ......
単語の意味
鼻の先(はなのさき)
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まち子の眉を落とした小づくりな顔
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
「まち子姐さん、眉毛を描けへんほうが、俺はきれいと思うなァ」 「そやけど、のっぺらぼうの、お化けみたいやて言わはる人もいてるし」
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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大きく髪を結っていた。それが卵形の凛々しい顔を非常に小さく見せながらも、美しく調和していた。
川端康成 / 伊豆の踊子 amazon
大きなお蚕様 みたような顔
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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ピンセットで爪に星を落とす。極小の金色のひらべったい星は塗りたての薄紫のエナメルにぴたりとくっつき、繊細な作業をしたあとのピンセットの先は少し震えている。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
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