普段の会話はフランス語の方が得意で、英語だと、幾分、話が雑になりがちだった
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
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外国語で話す
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前後の文章を含んだ引用
......でも聞かされているのか。 マドリードでも、蒔野はずっと英語かフランス語かで喋っていたが、洋子と英語で話すのは、改めて彼女に出会い直すような感覚だった。 蒔野は、普段の会話はフランス語の方が得意で、英語だと、幾分、話が雑になりがちだったが、洋子はどちらでも構わない様子で、時折、合いの手を入れるように、さりげなく彼の言わんとするところを補った。 彼は、幼い頃の洋子が、英語が話せないために、離婚し......
単語の意味
幾分(いくぶん)
幾分・・・全体のうちの一部。ちょっと。少しだけ。
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外国語で話すの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
洋子と英語で話すのは、改めて彼女に出会い直すような感覚だった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
普段の会話はフランス語の方が得意で、英語だと、幾分、話が雑になりがちだった
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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しばらく深い沈黙があった。どうやら彼女はぼくのいつもの凡庸な意見を求めているようだった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
人間の話でいちばん面白いのは自慢話で、誰でも何かしら自慢するときは「俺だけが知っている」といった調子で躍動感を持って話すものです。まさに〝絶口調〟といった面持ちで。
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
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