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どこかとっつきにくいタイプだよね。 綻びがない、っていうかさ。完全すぎる、っていうかね。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
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完璧・隙がない
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前後の文章を含んだ引用
......くお願いします」 はい、とわたしは言い、注意深く微笑を返してから一礼した。 なかなかの美人でしょ、とテーブル席に戻ってから菜穂子がわたしに囁いてきた。「でもさ、どこかとっつきにくいタイプだよね。綻びがない、っていうかさ。完全すぎる、っていうかね。野呂さん、ああいうタイプが趣味なのね」 わたしが曖昧にうなずいていると、菜穂子は「そんなことないか」と言って、一人でくすくす笑った。「ああいう人だもん。どうせ、......
単語の意味
綻びる(ほころびる)
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どこかとっつきにくいタイプだよね。 綻びがない、っていうかさ。完全すぎる、っていうかね。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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(現実感なくぎこちなく歩く)身体が浮き上がっている感じはまだ続いている。駅からここまで歩く間も、靴の底と地面との間が三センチほどあいているようでどこか心もとない。不可解な劇中劇を強制的に演じさせられている大根役者みたいだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
風や雪を蚊とんぼほどにも思わない
海音寺 潮五郎 / 武道伝来記 amazon
すべてが活動写真を見ているようで
夢野久作 / あやかしの鼓
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