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(現実感なくぎこちなく歩く)身体が浮き上がっている感じはまだ続いている。駅からここまで歩く間も、靴の底と地面との間が三センチほどあいているようでどこか心もとない。不可解な劇中劇を強制的に演じさせられている大根役者みたいだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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夢のよう・現実味がない
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前後の文章を含んだ引用
......終わりの後に何がはじまるのかも、何もはじまらないのかも、ひどく混沌としている。今となっては終わりにするということ以外は、すべてがどうでもいいように感じられる。 身体が浮き上がっている感じはまだ続いている。駅からここまで歩く間も、靴の底と地面との間が三センチほどあいているようでどこか心もとない。不可解な劇中劇を強制的に演じさせられている大根役者みたいだ。ときどき立ち止まってはバッグに手を入れて、ナイフの柄をぎゅっと握り締める。するとそのときだけ気持と身体の焦点が合って、周囲の現実が現実として回復する。十分ほどの......
単語の意味
心許ない(こころもとない)
身体(しんたい)
心許ない・・・頼りにならなそうで不安。心配。
身体・・・人のからだ。肉体。
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