TOP > 暮らしの表現 > 暮らし・生活 > 生活苦・貧しい暮らし(日々)
この世の中に奇蹟 はないのだ。皇族に生れて来なかったのが身のあやまり……。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:98% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
生活苦・貧しい暮らし(日々)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......を買って来て飯を焚く。隣りの駄菓子屋の二階の学生が大正琴 をかきならしている。何処からともなく蕎麦 のだしを煮出している匂いがする。胃袋がぶるぶる顫 えて仕方がない。この世の中に奇蹟 はないのだ。皇族に生れて来なかったのが身のあやまり……。私は総理大臣にラブレターを出してみようかと思う。夜、ゴオゴリの鼻を読む。鼻が外套 を着てさすらってゆく。そして、しょうことなく、だらしなく読者に媚 を呈して、嘘をと......
ここに意味を表示
生活苦・貧しい暮らし(日々)の表現・描写・類語(暮らし・生活のカテゴリ)の一覧 ランダム5
飴玉と板昆布 で露命をつなぐ。
林芙美子 / 新版 放浪記
端のかけた茶碗
小林多喜二 / 蟹工船
このカテゴリを全部見る
「暮らし・生活」カテゴリからランダム5
ひっそりとした貝のような生活
三田 誠広 / 僕って何 amazon
生活が温室じみた幸福に暖められる
円地 文子 / 朱(あけ)を奪うもの amazon
同じカテゴリの表現一覧
暮らし・生活 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ