TOP > 人物表現 > 性格・態度 > つよがる・つよがり
TOP > 人物表現 > 心の交流・意思の疎通 > 嘘をつく・ごまかす・隠し通す
「大したことはなかったですなあ」一人が突然、大声をあげた。だが彼の声はいかにも 態とらしくうつろに壁にぶつかった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:84% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
つよがる・つよがり
嘘をつく・ごまかす・隠し通す
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......しい陽がわびしく窓に溜っていた。 その窓をみながら将校たちはしばらく眼ばたきをしたり不機嫌な表情で首をふり片手で自分の肩を叩いて、わざと大きな欠伸をしてみせた。「大したことはなかったですなあ」一人が突然、大声をあげた。だが彼の声はいかにも態とらしくうつろに壁にぶつかった。「村井さん。あんた、ほんに女と寝たあとのような顔をしとるが」 彼は仲間の眼を指さしてふしぎそうに言った。「眼が真赤になっとるが」 だが赤いのは指さされた将校の瞳......
単語の意味
虚ろ・空ろ・洞ろ(うつろ)
大声(おおごえ・たいせい)
虚ろ・空ろ・洞ろ・・・1.空洞(くうどう)。空っぽ。中身が何もないこと。
2.心が空っぽになり、生気がないさま。表情がボーっとして気持ちがないさま。
2.心が空っぽになり、生気がないさま。表情がボーっとして気持ちがないさま。
ここに意味を表示
つよがる・つよがりの表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(別れ話に強がる)「話はそれだけ?」とわたしは高飛車な口調を装って聞いた。泣きたいわけではなかったし、叫びたいわけでもなかった。だが、高飛車にでもなっていなければ、その場で 昏倒 してしまいそうだった。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
気丈に振る舞う彼女は、一段と悲壮感が漂って見える。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
嘘をつく・ごまかす・隠し通すの表現・描写・類語(心の交流・意思の疎通のカテゴリ)の一覧 ランダム5
隠蔽の上に胡坐をかいて、何事もなかったように暮らす
高橋 和巳 / 我が心は石にあらず amazon
断片的な真実をうまく組み合わせきちっと整合させる
小林久三 / わが子は殺人者 amazon
このカテゴリを全部見る
「心の交流・意思の疎通」カテゴリからランダム5
その男は嘘ばかり云うので、私も嘘ばかり云う。
林芙美子 / 新版 放浪記
「マニアって変だよねえ」とマニアックという点に関しては引けを取らないような彼が言うのは、気の利いた二重否定にも聞こえた。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
人の口が恐ろしくて本心を偽る
平岩 弓枝 / 風の墓標 amazon
「性格・態度」カテゴリからランダム5
生一本でお人好な性格が、金槌で打ちこむように胸の奥深いくらがりに確実な地積を占有し
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
同じカテゴリの表現一覧
心の交流・意思の疎通 の表現の一覧
性格・態度 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ