背なかを丸くして、坐禅をくむように手を重ねたきり
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
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座り姿勢
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前後の文章を含んだ引用
......そ七十余名もいようか、黒々と居流 れたありさま、鎌倉山のごとく綺羅星 ではないが、なかなか物々しい評定ぶりである。 兵助はもう六十に近い温容な山侍で、いつも胴服 の背なかを丸くして、坐禅をくむように手を重ねたきりである。 「これで、揃 うたようでございますが」 やがて、その兵助がいうと、蜂屋慎吾 が、前から頭数を読んでいて、 「いや、まだ一人見えん」 と、自分の明晰 さを誇るよう......
単語の意味
背(せ)
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(大きな本堂の片隅に)一疋の蟻のように小さく坐って
室生 犀星 / 幼年時代 amazon
(ひざまづく)祈るアメリカの牧夫のように膝をそろえて床につき
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
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影のように、あの男の子が立っている
梅崎 春生 / 桜島 amazon
右の脚 の上へ左の脚をのせたまま
芥川龍之介 / 河童
背筋が、丸く曲がっていて、視線は足元にありました。
湊 かなえ / ポイズンドーター・ホーリーマザー「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
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