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ムッと黙りこんだままくすんだ色の水面に釣糸を垂らしている。糸はまるで水面につきささった銀の針のようにピクリとも動かなかった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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魚釣り・釣り人・フィッシング
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前後の文章を含んだ引用
......池があった。川をせき止めたような形に細く曲りくねった池だ。まわりには丈の高い水草が茂り、時折水面に魚のはねるのが見えた。岸には何人かの男たちが距離をおいて座り、ムッと黙りこんだままくすんだ色の水面に釣糸を垂らしている。糸はまるで水面につきささった銀の針のようにピクリとも動かなかった。ぼんやりとした春の日差しの下で、釣人の連れて来たらしい白い大きな犬がクローバーの匂いを熱心に嗅ぎまわっていた。 犬が十メートルばかりの距離まで近づいた時、僕は柵......
単語の意味
銀(ぎん)
銀・・・1.金属元素のひとつ。元素記号Ag、原子番号47。金よりわずかに軽く、白く光って美しい艶(つや)をもつ金属。金属中最も熱と電気の伝導性が高い。空気中では酸化しないが、硫黄の化合物にあうと黒色に変わる。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
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魚釣り・釣り人・フィッシングの表現・描写・類語(スポーツのカテゴリ)の一覧 ランダム5
並んで釣り糸をたれていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
洲の中の環虫類 を糸にたくさん貫 いて、数珠輪のようにして水に垂らす。蘆の根方に住んでいる小鰻 がそれに取りつく、環 をそっと引き上げて、未練に喰い下って来る小鰻を水面近くまでおびき寄せ、わきから手網 で、さっと掬 い上げる。
岡本かの子 / 渾沌未分
釣り糸を垂れている人の姿が置物のように動かない
三浦 綾子 / 続 氷点 amazon
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大きく息をして、キューの先にチョークを塗った。それから長いあいだ考えていたが、意を決したように構えると、白玉を先に一回赤玉に当てておいてから三度のクッションを使い、残りの白玉に持っていった。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
鉄アレイのような形をしたバンカー
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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