前後を忘れるほど愉快になれば
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:99% 作品を確認(青空文庫)
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酒に酔う・酔っ払う
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前後の文章を含んだ引用
......なおるのか、癒るのに飲むのか、今まで疑問であったがちょうどいい幸 だ。この問題をビールで解決してやろう。飲んで腹の中までにがくなったらそれまでの事、もし三平のように前後を忘れるほど愉快になれば空前の儲 け者 で、近所の猫へ教えてやってもいい。まあどうなるか、運を天に任せて、やっつけると決心して再び舌を出した。眼をあいていると飲みにくいから、しっかり眠って......
単語の意味
愉快(ゆかい)
愉快・・・爽(さわ)やかで快(こころよ)いこと。気分が晴れ晴れして、気持ちがいいこと。
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酒に酔う・酔っ払うの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
穏やかそうな顔にかなり赤みが差している。どうやら、酒が入っているらしい。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
酔っぱらいは焦点の定まらぬ目でぐるりと警官を見廻して
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
酔いがまわって汗腺のすべてが、じくじくと体のぬくもりをもて余した
高樹のぶ子 / その細き道 amazon
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意識がひどく弛緩して、暗黒植物のようにふやけて
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
ごめんね、とわたしは形ばかりに言った。言いながら、そういう〝つまらない〟用事を言いつけてくる母をうっとうしく思った。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
一日中食べることばかり考えてる。戦争中の子供みたいに
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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