酔っぱらいは焦点の定まらぬ目でぐるりと警官を見廻して
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
酒に酔う・酔っ払う
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......馬に混じって中を覗いた。ひとりの酔っぱらいが、交番所の床に坐り込んで何やらわめいていた。四、五人の警官が、うんざりした顔つきで見おろしている。「こら、ポリ公」 酔っぱらいは焦点の定まらぬ目でぐるりと警官を見廻して言った。武内は男に見覚えがあった。ときおり閉店まぎわにやって来る加山という若い勤め人であった。加山はすでに足腰の立たぬほどに泥酔してしまっていた。彼は首をぐらぐ......
単語の意味
ぐるり
ぐるり・・・1.周囲。まわり。あらゆる方向。
2.物が一回転するさま。物の周りを一回転するさま。ぐるっと。
2.物が一回転するさま。物の周りを一回転するさま。ぐるっと。
ここに意味を表示
酒に酔う・酔っ払うの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
吉川英治 / 無宿人国記
洪水の中に浮んで遠く流されてゆく死骸のように酔っている。
伊藤 整 / 灯をめぐる虫「伊藤整作品集〈第7巻〉火の鳥,灯をめぐる虫,たわむれに,生きる怖れ (1958年)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「その他の気分」カテゴリからランダム5
朝から何も食べていなかったので、ぐったりとソファーに坐り込んだ。
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
ワインが入ると、ユキの顔はすぐに赤くなった。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
その他の気分 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ