春の夜の朦朧たる月影を見るように、そこはかとなき終りを告げた
舟橋 聖一 / 白薊 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
曖昧・はっきりしない
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
そこはかとなく
朦朧(もうろう)
月影(つきかげ・げつえい)
春の夜(はるのよ)
そこはかとなく・・・理由や原因ははっきりと分からないが何となく。どこがどうという理由はないけど、そんな雰囲気があるさま。
朦朧・・・意識や視界、意味などがハッキリしないさま。ボーっとしていて、クリアでないさま。おぼろげなさま。ぼんやり。
月影・・・1.月の光。月光。
2.月の姿。月の形。
3.月の光に照らし出された人や物の姿。月の光により障子などに映し出された物や人の姿や影。
「影」には、「光」「姿」という意味がある。「影」は訓読みで「すがた」「かたち」とも読める。
2.月の姿。月の形。
3.月の光に照らし出された人や物の姿。月の光により障子などに映し出された物や人の姿や影。
「影」には、「光」「姿」という意味がある。「影」は訓読みで「すがた」「かたち」とも読める。
春の夜・・・春の短い夜。春、夜気が肌に柔らかく、気持ちが華やぐような夜。
ここに意味を表示
曖昧・はっきりしないの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
気まずさも淡白にしか浮かんでこなかった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
返答は、あやふやで朧月夜のようにぼやけている。
阿木燿子 / まあーるく生きて
けむりか霧のやうな白いぼんやりしたもの
宮沢賢治 / ひかりの素足
封建制と武士道がわからなくては、現在の日本の道徳観念はまるで封をした〝巻物〟と同じことだ
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「その他の気分」カテゴリからランダム5
(刀鍛冶が)槌 の鬼になって
吉川英治 / 野槌の百
(ボーっと歩く)手や足や胴体がそれぞれ勝手に歩行の真似事をしてはいるが、身体の主は不在だとでもいうような頼りなさだ。《…略…》空っぽだ。歩いてくるもののなかに何も入っていない。《…略…》普段の陣治を突き動かす情動のすべてが、すっぽり抜け落ちてしまっていた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
酔いだってさめてしまえばもとのもくあみ、一日がずるずると手から抜けて行く
林芙美子 / 新版 放浪記
同じカテゴリの表現一覧
その他の気分 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ