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いくら叩 いても決して本音を吐かぬような、しゃくれた強情な顔
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:6% 作品を確認(青空文庫)
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顎
頑固・意地っ張り・負けず嫌いな性格
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前後の文章を含んだ引用
......前の席を覘 って、遠方の席から座を移して来た。かの女は学生たちをよく見ることが出来た。 一人は鼻の大きな色の白い、新派の女形にあるような顔をしていた。もう一人は、いくら叩 いても決して本音を吐かぬような、しゃくれた強情な顔をしていた。 どっちとも、上質の洋服地の制服を着、靴を光らして、身だしなみはよかった。いい家の子に違いない。けれども、眼の色にはあまり幸福らしい光は閃 いていなか......
単語の意味
強情・剛情(ごうじょう)
強情・剛情・・・意地を張って、素直に他人の意見を聞き入れないこと。なかなか自分の考えを変えないこと。
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うらなりの糸瓜(へちま)のようなしゃくれた頤(あご)を突出していた。
和田 傳 / 篤農傳 amazon
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金魚が水際に出てきて、空気を吸っている時のように、口だけパクパク動いてみえた。
小林多喜二 / 蟹工船
両端には笑いの止んだ時でも消えない皺が付いていた。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
謎のような微笑を洩らされた
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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野菜炒めと餃子を注文した後で、すぐにバッグから小説を取り出して読む態勢をとる。本は隠れ蓑 だ。ページに視線をつなぎとめている限り、周囲の人間が十和子を見逃してくれるような安心感がある。透明人間でいたい、それが外での十和子の基本的願望だ。透明性を保ち、誰の注意も惹かないでいるための仕草がおのずと身についている。機械的に文字を追ううち、だが、すぐに餃子がくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
後ろ姿にはいつも他人を突き放すような雰囲気が漂っている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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